→ アレクサンダー

アレクサンダーにいってきて自分の考えているからだを再度見直す。
まだへんちくりんな状態でどうしようもない。
アレクサンダーにいったら考えるのではなく、とにかく自分の身体を晒していく。
そのためにあそこに行っている。
晒していかなければ何もはじまらないと思う

→ ぽぽろんの一生

台所にいるよぽぽろん
嬉しいよぽぽろん
玄関の靴を見ているとぽぽりん泣いてしまって大変で冷蔵庫の中にあるウインナーを食べさせてあげたよ。
お腹がすいてしまってはなにもできんのでアタイ泣いてしまって動けんくなってしまったんよね
ぽぽろんそう言って寝てしまった絨毯が染みだらけになっていいからずっと寝ていてね。
素敵なことだよきみがいることで三日月も落ちてくるけどうれしいよ
ファミリーマートへ出かけるいじわるさ、手をつないで腕をひっぱると
出てくる出てくる腕の血潮
伸びていくから踊ってしまってぽぽろん夢で見た夢が朝になったら思えてない
頭の先に子どもが生まれて手先を動かしてるんだから、
ぽぽろんやさしいからその手をつかんで潰してあげた、
その子は泣いて泣いて喜んで
潰された不安をビーカーでブドウジュースと混ぜたからそれは黄色く赤く育った木のみたいに。
生えても枯れてもいいんだよ。
それを見れただけでもいいんだよ。

ぽぽろんはそのまま死んでしまって体を潰し
うれし涙にボロボロの空の雲で運転手さんありがとうございます 

→ 好きな人ができました

ぽすぽす歩く間違いが
すこすこくんに会いました。
挨拶は、アンタっちゃぶるで、
なにもかもつまはじきにされます。
駐輪場にはおじさんが目を開けて前を見ていません。
すこすこくん、自転車に乗っているよ。
くりんくりんさんがまた間違えを食べちゃって下痢ぎみ。
駅前は危険です。
目を閉じて前を見てください。
いけないことだよ。
じっと耳をすまして。
いけないことだよ。
そっと旅へでて

→ 好きだＡＶ男優の悲劇

手枕の水が口元から垂れる。
根性の据わった腰の動きに動かされてる性器へ手紙を書いた。

こんにちわ。
僕は君のお父さんです。
きみはぼくの意思に反して動いている気がするけど彼女のことが本当に好きなのかい？

赤いポストが咥えて離さない。
心持ち穏やかに加えられた指先が噛み千切られてもいい。
僕は彼と話したい、返事がほしい。
時間に誘われて彼はまた疼いていき
僕は自分の体を制御できるか試す時間。
何回も続く。
気持ちいい。
終わっても続けば最高。

→ 不安は足かせにならないのでしょう

お腹がタプタプすることを内緒にして食べるお肉の美味しさを知ってるわたしに彼は勘違いに勘違いを繰り返して好きだよと言ってくれた。
風の強い夜、昼間の天気の良さを逆転するくらいの雨と雷で彼はわたしを抱きしめて気付いたタプタプに彼はこう言った。「気持ちいい、広がって広がって彼女の存在をもっと大きくしてくださいね」

いつものように歩く道が輝く日々は日々というほど長くないけれど、口から得たアイデアで彼にあげるプレゼントを決定したわたし。風に乗ってそれは流れ靡くカーテンの波のようにうねりをあげて彼に届け届けとわたしは願った願った祈った想った