日常茶飯事 忍者ブログ
ソロユニット"とりととら"の主宰・玉邑の日々
2024.05.17
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2012.11.27
無題
気付くといつも一人で歩いている。
間違えられてもいいと強がりながら迷い
さよならをいう相手もいない。
強風だけが身体の位置を教えてくれる。
体積や臨場感はときを同じく存在している。
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2012.11.04
よしとだまってじっとみて
はなをかうよわたすよじぶんのかんかくで
せいそうをきこんでちちのいだいさを
じゅばくのようにのがれられず
ちをたいにしきれずなだけがのこりばかな
くちだけがたっしゃ
ことばたくみになっていき
かたちがしっかりしたせいで
りんあくがやさしくなくなった
2012.11.04
無題
春が来たら蝶になり
コンビニを立ち寄り仕事にいくのだ
雨の日には葉っぱの裏から道路を見るのだ
2012.11.04
無題
あなたの髪の毛の
反射の奥を踊りたい

どこまでも凝縮して
さよならが部分的に意味じゃなくなり
誰かのわきで座る空気のように
そっと置いたわけで
2012.11.04
遠い魚
風の抜ける体を持ち
街中をのらりくらりと歩く。
人の中で顔を見たばかりに目を消してしまう
横断歩道でさえ線がないよう
歩いているのにそこは道じゃないよう
向こう側にあるのはお店の束
黙ってうつ伏せにして
中身を吟味する。
あてどない繰り返しのすえ
すれ違う人のことが一番いとしい