→ こんなことに

昔出会った人が苦手だ。
今の自分は昔と違うと思っているから苦手なんだろう。
なんてプライドが高いんだ。
もしかしたら、猫かぶっているよ、って言われるのが怖いのかも。

めんどうな性格になった。
これは全部捨てて
新しい自分になるなんて都合よすぎる。
なんとか落ち着かせて前向きに。

新幹線にのっているときの時間と
歩くときの時間の流れる感じが違う。
なんでみんなそんな急ぐの。
歩くっていうのが一番身体に近い行為なのに。
急ぐと時間もなくなる。
そうして時間を切り刻むことになる。
時間は均一じゃない。
あなたとわたしの時間は違う。
なんでこんな方向に向かっているのか。
基準が必要なのはわかるけど、
それがなんで必要なのかわかってないんじゃないか。
もとは飽和状態でしょう。
だから基準があるんだ。
そのもとを離れてみんな急いでる。
生きるってそんな流れることじゃない。

→ 応援

ひねくれた自分を感じる。
被災した人への応援を気持ちのまま書いている人を尊敬する。
僕はできない。
考えてしまう。
たくさんの人が助かってほしいのは当然と思う。
人がたくさん死んでしまったことをどう理解していいのか具体的にわからない。
親族がいるわけではないから。
友達の実家はあるだろうけど、よくわからない。
ずっとずっと戦争のことを思い出す。
坂口安吾の「青鬼のふんどしを洗う女」の空襲で燃えた中逃げている時に不思議な不謹慎だけど新しい何かがはじまる気がしたというフレーズを思い出す。

地面がゆれるっていうのは今回のことでやっと実感した。
やっぱ人は永遠じゃない。
そんでいいんだ。
生きがいをそこに求めていた自分の小ささを知る毎日です。

→ (no subject)

風と向かっていくのと同じだ
早く歩けば歩くほど抵抗が強くなる
毎日も急ぐと対抗する力が強くなる
なるべく風を吸い込んで力にすること
追い風も向かい風も大差はない

→ 根を持つこと羽を持つこと

根を張りながら羽ばたく空を地中を突き破り空へ空を突き破り地へ

→ 『中原中也詩集（白鳳社）』編:神保光太郎

記録