→ 空気いす

ランランランラン
とかおかんがめちゃめちゃ機嫌よさそうにはしゃいでるから
ちょっと遠まわしにうれしくなってニヤケきた。
ほんまにどうしようもないくらいくだらないこと（懸賞で味噌が当たった）で喜んでるから
自分のことがあほらしくなってきたし。

なんかくだらんウジウジした悩みは全部混ぜて味噌汁にしたらええねんっておとんも言ってるし
おにいはなんやへんな顔して走りまわっとる。
おねえも反抗期やからつまらん顔して座ってるけど内心嬉しそうやし。
もう死とか苦とか寂とか全部飲み干そうかなっとか僕も思ったりして。
家族全員いたら世界も救えるんちゃうかなっとか思ったりする。
なんも救えへんのわかってるけど。

そんで何を救うへんっていったらおねえがふてくされた顔で金魚っていいよる。
ほんまにおもろないギャグやから逆にみんな笑ってしもうた。
大爆笑。
そんで顎が外れて病院行き。

まぁ白い天井とか眺めても笑ってるやろ、うちの家族。
それは世界を救うことになるんかわからへんけど寂しくないからええかな。
でもそれは逆に寂しいんかもしれん。
ようわからん。
まぁ、どうでもええか。
とりあえず笑っとこ。

→ 歯ブラシ

いつものように
だからそれなのに
かれこれずっと同じことを繰り返している
誰かがそれをうれしそうに抱え込んで
腐っても手放さない。

そうして何かをどうにかしそうにしながら
名前を簡単な形で近くの引き出しにしまってしまう。

テレビのリモコンが電池切れで
近くにあったはずの電池を探して大騒動になってコンビニに深夜行くほど思い出もないもので
どうしてもこうしても
思いは出るから思い出で
思い入れがないのに何も出ないのに繰り返し食いついてしまったので
もうなんもかんもバラバラで
かんでそんでグチャグチャで
原型もなんもあったもんやない。
元々なかったみたいになってますがな

→ １０武者小路實篤集『その妹』

戯曲。
なかなか興味深い。
昔の戯曲っぽくある。
少しわからないところがある。
妹の行動が共感できないのは感覚が違うからなのか。
今読んでる戯曲のほうが面白そう。

→ ララパンテラス

レタスの上を歩くと足がめり込んで困る。
あんまりひどいもんだから傍にあったスコップで掘り出した。
どうしてこんなことになったのかわからない。
チューインガムとかトローチとかそれらを全部食べ尽くそうかなと思う。
昔の人を傍で見て好きだと思って馬鹿らしい。
綿棒についてる耳くそとか全部ゴミ箱へ捨てて、どっか燃やしてほしいな。
どうでもいいといわないでほしいからなんかよくわからくなってきた。

まだそんなに遠くないのでどこからどこかの近くにいるのでしょう、
もうどうでもいいけど。

ただ相変わらずだって言われたい一人です。
殻を捨てることも忘れる。

→ 『スコルピオンの恋まじない』監督：ウディ・アレン

ウディ二作目。
期待度が何故か高かったため少し拍子抜けした。
あの犯人がわかる瞬間が安易な気がした。
どうやって犯人ってわかるのかずっとドキドキしていたのにあれだと普通じゃんと。
思いつかないけど思いつかないほどの展開で解決したら楽しかったのにと思う。
そこらへんの展開が少し拍子抜け。
あとはよろしかなっと。
やはりリアルじゃない感じがいいのかと。
それにしてもセーフラインを撮ったという感じ。
不条理を欲しています。