日常茶飯事 風で描く絵 忍者ブログ
ソロユニット"とりととら"の主宰・玉邑の日々
2025.02.27
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2011.05.20
甲州街道を歩いていると
街燈がまったく点いていない向こう側から人が歩いてくる
男と女が世界にあるふりをしながら男女共々等しい生き方を労いながら
2人の見ている景色がおんなじだとは到底思えないのに出発点はもう大分後ろにあると思って歩いている。
孤独ですがなんですか
簡単な操作もできない電気機器と面と向き合い食事をする夜が
幸せでないとは思えない。
金魚が泳いでいる
手のひらで水を飲んで自らおぼれている。
まるでわたしたちみたいに溺れていることを泳いでいるのだと勘違いして
リアルだとか充実だとかの真っただ中で夏を待ち遠しくしている。

身体がわからない。
助けてと相槌をうつ世間話の女の人
何歳ぐらいだろう
顔に皺をつけて目に視界を消して
声と言葉で生きている。
誰も追いかけてこないのに
なんで逃げるの?
なんで急ぐの?

コオロギまでが
ジャンルの中で嫌われる
人は?
じゃあ人はどう思えばいいんだ。
人それぞれとは言わせないぞ
もうそこじゃない。
PR