日常茶飯事 父親と母親の間に生まれたのが子ども カタツムリの背中に乗って世界をゆっくり回るのが夢だったその子 もう大きくなってただの父親 いい加減疲れたから休む草むらで眠る彼 忍者ブログ
ソロユニット"とりととら"の主宰・玉邑の日々
2025.02.27
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2007.09.22
冷たいから触らないようにしようと思って、
暖かくなったら触れるだろうと思ってそのままにしていたら溶けてしまった。
氷みたいに硬く、水みたいに掴めない。
つまりそういうことでそれはいつも傍で寝そべって鼻をほじっている。
汚いやつだ。
周囲はそれに見向きもせず電車に乗り込む。
満員電車。
それを嫌うやつは、待合室で寝ぼけながらあくびをする。
それは人間なんて野暮じゃもんでもないし
幻想なんて下らないものでもない。
そいつは、散歩が好きでよく出かけていたことを僕は知っていたが、そんなある日、やつはエスカレーターの降り口に足をとられぺちゃんこになった。
悲しいかなそんな終わり。
それで終わり。
一気にさよなら。
さようなら
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