日常茶飯事 ちくりくまんくりんドン 忍者ブログ
ソロユニット"とりととら"の主宰・玉邑の日々
2025.02.27
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2009.12.16
真夜中に受話器に顔をつけてあぶらをつけてみること数回、耐えがたき空白の余白と死因の原因を探る探偵さんのお手伝いをする私。
寝る暇も惜しんでうつろうつろ動かす肩腰に手をかけてきたのがうちの亭主で主婦の特権とでもいうよいうに台所にあるフライパンを走ってとりにいきそのまま振り上げ降ろす地面にできたクレパスを愛情と名付けた私が家を出たのはついさっきで電車で考えていることが①さようならを言わなかったなあ②寂しいって思ったほうがいいのかなあ③あと何時間で着くのかな、東京はあ。っていう感じで重いスーツケースを引くずる手もちぎれて忘れてきたホームそこで手を振っていたのはなんとうちの父で声が聞こえない窓に耳を当ててすましてみるときこえてくるのはかぜの音でそれは私聞いたことがなかったからそのままずっと聞いていればいつの間にか終点になり窓から外を見ると車庫がたくさんある電車の中でひとが歩いていた人の顔をじっとみていたけれど出発の時間が近くなったので足を踏ん張って立ち上がりその場をさると次の日乗った父がわたしの窓から私の耳及びそれに伴いついたほっぺたの油をハンカチで拭く
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