ソロユニット"とりととら"の主宰・玉邑の日々
2009.04.11
→ いまから前
留置場の中は狭い
いつか戦争中に乗ったトラックの荷台で食べた冷めた飯を思い出す。
箸もささらないくらい敷き詰まった白米と水筒のお茶。全身が気だるい模様のようになってる体。油まみれの手で口に運ぶと砂の音が歯に染みる。
身近にある柵を壊す作業をしていると足が泥にうまった。
叫んでも叫んでも抜けない足を私は憂鬱と呼ぶ。
繰り返す前に確認して、
っと男は言う。
銃声の音。棺桶の匂い。漆喰の古さ。
部屋の角にある影に隠れる体を私はまた憂鬱と呼んで
今夜は叫ばず酒を飲もう。
月夜もいつかは近づく力でさようならだ。
気休めかもしれないが、今ではここが私には広すぎる気がする。
だから誰でもいい。
そばにいてください。
いつか戦争中に乗ったトラックの荷台で食べた冷めた飯を思い出す。
箸もささらないくらい敷き詰まった白米と水筒のお茶。全身が気だるい模様のようになってる体。油まみれの手で口に運ぶと砂の音が歯に染みる。
身近にある柵を壊す作業をしていると足が泥にうまった。
叫んでも叫んでも抜けない足を私は憂鬱と呼ぶ。
繰り返す前に確認して、
っと男は言う。
銃声の音。棺桶の匂い。漆喰の古さ。
部屋の角にある影に隠れる体を私はまた憂鬱と呼んで
今夜は叫ばず酒を飲もう。
月夜もいつかは近づく力でさようならだ。
気休めかもしれないが、今ではここが私には広すぎる気がする。
だから誰でもいい。
そばにいてください。
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